三重県・伊賀市・伊賀神戸で3連続CUDセミナー講師

 三重県伊賀市に本拠地を置く「NPO法人 同夢」さんの孫代表のプロデュースによって、二日間で3回のCUDセミナーが開催され、講師を務めた。「同夢」さんは地域密着型のユニバーサルデザイン推進団体である。自治体や行政、住民が一体となってさまざまな取り組みをされている。 http://www.doumu.net/ 今回は、CUDに関する啓発普及活動と言うことで、連絡をいただき、伊賀が話すことになった。

「伊賀市」は、私の名前と同じ由来をもつ地名だ。「伊賀」とは「佳字」の1つで、「伊」とは 人偏に「杖を持つ手」で「神官」を表し、「賀」とは「おめでたい知らせ」を指すらしい。「縁起の良い神のお告げ」のような意味らしい。このような話を、中国の方と韓国の方の両方から聞いた。古代に地名を付ける際に「佳字」をつける規則があったために、「伊勢」とか「滋賀」とかの地名がつけられた。両方つけるとさらに縁起が良い。「伊賀忍者」が居たから「伊賀」という地名が付いたのではない。「伊賀」に居た方達をそのように呼んだわけで、「東京都民」と同じである。ちなみに私は「伊賀忍者」の子孫ではないのだが、そう思われることが多い。

さて、「伊賀」には30年ぶりである。大学で同じ写真部だった同級生が三重県松坂市にてカメラ屋を始めたので、オンボロのスカイラインに乗って訪問し、なんと「和田金」にてすき焼きを馳走になり、その後故郷徳島に帰ろうと和歌山に向かったが、道に迷った結果、伊賀上野に来たことがあった。忍者屋敷とかがあるのだが、今回は走り抜けるのみになるだろう。いつも出張でのんびりしたことがない。なぜこんなに忙しいのだろうと自分のスケジュールのたて方にガッカリ。

東京を7時に出て、新幹線で名古屋、名古屋から名鉄で「伊勢中川」なんと鈴鹿でF1の最終戦らしく電車は満員。伊勢中川で乗換。伊賀神戸駅(いがかんべとよむ)ここには伊賀鉄道という路線会社が接続されれている。

伊賀神戸(いがかんべ)駅 カッコイイ

お迎えのスタッフ(三重県の職員の方)の車で、第1会場の「三重県ゆめドームうえの」へ。
三重県立ゆめドームうえの 私はドーム建築になかなかうるさい

相棒のCUDセミナーセット入りトランクとともに

会場の準備をしていただいた孫さんと、初めてのご挨拶をし、13時半からセミナー開始。約50名近くが参加。建築会社の方、デザイナーの方と行政の方などが参加。

要約筆記の方もがんばってくださいました。

この日は「上野フレックスホテル」へ宿泊。6時から同夢のスタッフの方達と交流会。地元の建具業の跡取りの方や行政の方達もメンバーで、しばらく情報交換などを行う。ホテルに「伊賀」という名字の人が止まることはあるかと聞くと、数名はこれまで居たとのこと。

ホテルから見た伊賀市の夕暮れ

二日目 孫さんがお迎えに来てくださる。今日は市役所と県庁のダブルヘッダー

伊賀市役所横の市立上野西小学校の講堂が会場。市役所の方達に「色づかいの大切さ」などと共にCUDの必要性を話す。参加者は約30名。行政の方達はさまざまな事を学ばなければならず大変だと思う。

ちなみにこの会場のとなりが「伊賀上野城」である。しかし、ゆっくり感光する暇もなく、講演が終わると県の方が車でお迎えに来ておられて、そのまま三重県庁まで数十キロ走る。

三重県庁

三重県庁では、すでにバリアントールを20個買い、必要に応じて活用していると聞いている。非常にUD意識の強い自治体である。今回は約100人ほどの行政職員の方達がCUD勉強会として聞いて頂いた。CUDの話も年々進歩・手法なども進化してゆくので、定期的に聞かれた方が良いと思う。

この二日間で180人ほどの方達に話を聞いて頂けた。年間1万人くらいに聞いて頂いている計算である。ユニバーサルデザインの企画の中にカラーユニバーサルデザインに関するものをかならず入れてくれるようになる日が来るのはいつのことだろうか。

日帰りで新幹線で東京へ戻り、資料の整理などをした。

東京国際科学フェスティバル 大人のサイエンスバーで講演



http://tokyo.sci-fest.net/


http://www.sixens.co.jp/science_bar/

2009年9月25日 吉祥寺で開催された大人のサイエンスバーでCUDセミナー開催。オシャレなバーで色覚の多様性についてお話。約1時間半。会場は超満員で、持参したカラーユニバーサルデザインの本もたくさん売れました。


大人のサインエスバー開催中(タイトルちょっと洒落てみました)

主催者のシクセンスは科学系の博物館のコーディネータで、実は、10年ほど前にジオデシック建築物や今流行のテンセグリティ構造物についての問い合わせを頂いた関係。伊賀はそのころバックミンスターフラーの球面幾何学に傾倒し建築物における超軽量構造の研究をしていた。10年の時を経て、今回のサイエンスバーに呼んで頂いた。会場には大学の先生達も多く、今後とってもすてきなCUD化が推進されるのだろうと夢を見ても良いかい。


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日本デザイナー学院(09.09.19)

渋谷の「日本デザイナー学院」で講座講師
2009年9月19日

http://www.ndg.ac.jp/

「日本写真芸術専門学校」と1つの校舎になっている。


校舎入り口(WEBサイトより)

 今回は日本デザイナー学院のグラフィックデザイン課1年生の授業でカラーユニバーサルデザインについて講義。
 4月に入学してから、グラフィックデザインを学ぶ中で、色彩学として色の楽しさやおもしろさを学んできた方達に、色のユニバーサルデザインについての講習。


自己紹介 こんにちは伊賀です。色弱者(しきじゃくしゃ)です。

(前略)
街の中に私と同じような色弱者は男性の20人に1人いるのですが、皆さんの知り合いの中にはそんなに居なかったりするのは、いわば隠れキリシタンのようなもので、踏み絵を踏まないように気を付けていれば自分が色弱者だということを知られないで済むんですね。


だからどうしましょうかというと

 たとえば、デジカメを買おうと思って量販店に行っても、充電器の展示をしてるお店は無いんです(これはCUDO田中陽介氏のメッセージ)それで家に持って帰ったら充電中は赤で充電が終わったら緑色に変わるLEDが付いてたりして「色が変わったのが分からない。つかえないし・・・」という目に遭うんですが。じゃあ日本だけで320万人居る色弱者はどうしてるかというと「我慢してるんです。日本特有の色覚異常トラウマのおかげで」
 私が子供の頃の話ですが、子供の時に大人になったらなりたい職業として「パイロット・船長・新幹線の運転手・レーサー・警察官・教師・科学者・医者・デザイナー」なんかが上位にあるんですが、色覚検査の結果「やめたほうがいい」と言われるんですね。で、なって良い職業としては「占い師・ドアボーイ・火葬場の火夫・だふや・置屋の主人」なんて今も売っている東京医大式色覚検査表の裏に書いてあるんですが、これを今時の先生達が鵜呑みにしてもらうことは無いでしょうけど、これはかつての色覚差別の歴史書の再版と考えた方が良いでしょうね。
(中略)
 私たちは直接的にグラフィックデザイン作業をするものではありません。長くDTPに関わってきた視覚情報デザイナーとしてみなさんにお願いしたいのは、ひとつの作品・製品を見たときに、誰もが同じものを見ているということではなく、人により違うものを見ていることが当たり前のようにあるという事なんです・・・・・(後略)


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日経デザイン ワークショップ(09.09.18)

日経デザイン主催「カラーユニバーサルデザインワークショップ」
〜「多様な色覚に配慮するデザイン」〜

講師をしてきました。

2009年9月18日(金)14時〜17時
東京ミッドタウンリエゾンセンター












少し前までは白黒が当たり前だった新聞や教科書がみるみるカラー化されています。街中の地図や電車の路線図、展示会場の案内図なども色で区分けされカラフルな説明が並び、また携帯電話やATMの操作画面もほとんどがカラーになりました。現代では、色を使って情報を伝えるケースが飛躍的に多くなっています。

ところが、これらの表示は一般の色覚の人の色の見え方だけを考えて設計される場合が多いため、国内に320万人以上いると言われている色弱者※や、視覚機能が衰えてきた高齢者にとって、むしろ「見えにくい」「情報が伝わらない」デザインとなっているケースが増えています。

これを解決するのがカラーユニバーサルデザイン(カラーUD)です。カラーUDとは、だれにでも見やすい色の組み合わせに配慮したデザインを行うこと。このカラーUDの考え方に配慮することで、色を上手に使い、全ての人に美しく感じられるカラフルなデザインを創りつつ、なおかつ情報をきちんと伝えることが可能になります。

本講座は、カラーUDの考え方がなぜ生まれたのか、その背景から歴史、科学的な理論、そして具体的な対策の方法をワークショップ形式で体験しながら学ぶ実践講座です。色の見分けにくさを疑似体験できるツールや手軽にカラーUDを検証できるソフトなどを使って、誰にでも見やすく、伝わりやすいデザインを学びます。

デザイナー、商品開発、技術開発、マーケティング…多様な立場でデザインに関わる方々と意見交換しながら「実際に使えるカラーUDの知識」を深めてみませんか。

前回の参加者の声
●カラーUDについて初めて学び大変びっくりしました。ロジックがわかりやすく、利用者・消費者目線の講義で、デザイナーとして非常に勉強になりました。内容をそのまま経営陣に報告したくなるものでした。

●シュミレーショングッズを用いてのワークショップは理解しやすくよかったです。「カラーUD」のみにとらわれるだけでなく、大切なのは「皆が見やすくわかりやすいデザイン」を心がけることだと気づかされました。

今回の参加者数は55名 非常に熱心に聞いて頂きました。


杉並区井草中学福祉体験授業(09.09.15)

 杉並区立井草中学で福祉体験授業の講師として招聘されました。
2009年9月15日 12時半〜16時



年に一度、生徒が自分で決めた福祉テーマに沿った外部講師を呼んで、受講・体験・発表を行うもの。カラーユニバーサルデザインテーマは昨年に次いで2年目。「色覚は異常・障碍でなく多様性」であることや「ちょっと不便な目に遭うことがある」話などをして交流してきた。

生徒達は各テーマ毎に班に分かれて講師達と交流。私の班の生徒達はすごく新鮮な目つきで話を聞いてくれた。質問もきちんとしたもので、大人のデザイナーさん達からの質問と変わらない。このような授業を進める・広げることがこれからの日本にとってとても重要だと思う。色覚検査を廃し、社会が色弱者の存在を忘れてしまうことと社会のCUD化のギャップ・狭間で色弱者(色情報伝達社会における弱者)が発生する。科学的に正確な話をより多くの方達に広げたい。

特に、デザイン学校・美術大学などにおけるカラーユニバーサルデザインセミナーや色覚の教育がこれから必要だと感じている。

下井草駅前にはガンダム 


八丈島ユニバーサルキャンプ(09.09.13)

 八丈島で開催された「ユニバーサルキャンプ」
NPO法人ユニバーサルイベント協会主催
2009年9月12日〜14日

年齢や障がいの有無にかかわらず、ともに協力し合い、みんなが一緒に暮らせる社会の実現を目指して、私たちは、『ユニバーサルキャンプ』を実施します。

ダイバーシティ(diversity)の考え方に立ち、年齢や障がいの有無に関わらず、参加者へ、そして社会全体へ向けて、「みんなが一緒にいきいき暮らせる社会(ユニバーサル環境)」への意識を喚起し、行動を身につけることによってその普及発展を促進させていきたいと思います。
当キャンプは、豊かな自然の中で、キャンプという日常生活より少し不便な環境を味わいながら、誰もがそれぞれできることとできないことがあることに気づき、お互いに対等な関係で協力しながらサポートしあうという経験を通して、一人ひとりが尊厳を持つ対等な関係としての自立・自律をめざすとともに、その輪を広げてゆくために実施します。*ダイバーシティ(多様性)・・・異質な人々が融合するダイナミズムに価値をおく考え方

ダイバーシティコミュニケーションプログラムで私は「カラーユニバーサルデザイン・色弱者の話」をさせていただきました。



教科書会社で教科書のCUD化会議

 来年度の小学校教科書から、教科書はCUD化しなければならない。これは文科省が何年か前に決めたことである。教科書協会では平成19年7月11日に教科書編集におけるユニバーサルデザインについて」という講演を行った。42社の教科書会社が話を聞いて帰られた。以後、多くの教科書会社が相談に来られた。
短期間に集中することが予想されたため、発行冊数の規模に応じて、社内に検証機能を持つことになった会社。全てを外注にするなどの方法を決めていった。検証エンジニアリングの様々な方法が試されることになった。

こうして、CUDに関しては徐々にCUDOから検証作業の委譲が行われてゆくことになるのだろう。

伊賀

小平の印刷会社社内セミナーで講師(09.07.25)

 小平市の某印刷会社でセミナー講師
2009年7月25日
小平駅

 今回は荻窪のCUOD事務所から液晶プロジェクタとプロジェクタスクリーンを持参した。行き先は小平市の某印刷会社。印刷会社は非常にCUDに熱心な業界の一つである。その理由として印刷物の大半は非常に短命であることが上げられる。リチャードバックミンスターフラー曰く、エフェメラリゼーション。技術の揺籃期・懐胎期はその分野によって違うが、一般の印刷物は短命な製品の代表格である。
 例えば、携帯電話の日本における買い換え期間は2.6年(内閣府調査)冷蔵庫・テレビは約10年、パソコンは4年、デジカメは3年である。衣服はもう少し持つだろうし、自動車も買い換えなければ相当持つものなのだが、逆に住宅などは数十年持つだろう、飛行機や高速鉄道なども長持ちする。つまり、買い換え・作り直しまで時間がかかるものに新しい技術や情報系が入るのには時間がかかるのだ。対して、株主報告書のように毎年新しく作り直すものはすぐに改善が可能であるし、広告などはさらに短命である。それゆえ印刷業界は非常に早い時間で対策が求められているのだ。

 そして、印刷のCUD化に余分なコストがかからないように考えなくてはならない。どんな良いもの・良いことであっても、従来技術・従来製品と比較して初期投資やコストがかかるものは受け入れまでに時間がかかる。例えば太陽光発電を急速に普及させるためには、初期投資費用を住宅以上に優遇して調達できる仕組みがあれば良いのだ。現在太陽光発電パネルから生み出される電力を日本の電力状況から回収すると約13年かかる。私が初期に設計した徳島県初の太陽光発電システムは起動からすでに13年が経過した。この初期投資を自前で持つのではなく屋根の一部として住宅ローンを組んでしまえば、電気代で屋根代が払えてしまうことになるのだ。このような仕組みで爆発的に普及を促進することは可能なのである。

 CUD化をコストダウンして行うためには、CUDに関する資料・制作者・ツール・指導が必要である。これらを順次揃えており、アドビをはじめとしたシミュレータやCUD配色セット、書籍カラーユニバーサルデザイン、バリアントールなどの体験セット、講演などが準備されている。また、実際に作った製品などの検証を行う第三者機関も必要となる。

 今回訪問した印刷会社は、非常にエコな印刷を行っている。広い空間に置かれた臭くない印刷機は従来のシンナー臭い印刷工場とはイメージが異なっている。やがては全ての印刷会社がこのような形に変わってゆくのだろう。製版システムがいつの時代まで続くのか。やがてはコンピュータから直接、高速インクジェット印刷機によって大量印刷されるようになるのだろう。すでに京セラによって、600dpiで分速330mの印刷が可能なインクジェットヘッドが開発された。コダックが昨年発表したミシシッピはA4フルカラー印刷を1分に2400ページ印刷できる。いつまでも製版が必要かどうかの分岐点を迎えている。

 今回の印刷会社にはすでに色弱者の当人がカミングアウトしていた。そう、印刷会社・制作会社に必要な資料やツールはすでに提供済みなのだから、あとは、当事者である私などの話を聞いて頂ければ良いのである。


浜松の企業でカラーユニバーサルデザインセミナー(09.07.21)

 朝早起きして新幹線で浜松の一部上場企業デザイン部へ。


浜松駅

 午後一番でカラーユニバーサルデザインに関するセミナーがあるので、講師を務める。
13時半〜15時半の約2時間開催、受講者は主としてデザイナー・営業の方達と責任者の方達。約50名。実に真剣に話を聞いて貰った。

 セミナーの後、参加者がそれぞれの仕事の中で抱えている色に関する問題の相談会を開く。
主として液晶画面のGUIに関する質問が多かった。いきなり、問題点を指摘されても、その本質に触れることが難しいのだが、セミナーの中で説明を聞いたことと、今そこにある問題点に対する指摘がピッタリとマッチする、情報が知識化し創造力と接続されてゆく。

プロダクトデザインにおけるUDは操作性に重点が置かれていることが多いが、もうひとつ違う点があるのではないか。ストレス無く操作できると、創造力が発揮できることもある。私はApple系なので、Windowsの操作性にいまひとつ馴染めないのでそう思うのかもしれないのだが、事務所ではWindowが使われていて、やれネットワークに繋がらないとか、サーバーがおかしいとか、メールが消えたとか年がら年中問題を起こしているのを見るに付け、MACにしておけば何も悩むことは無いのにと思う。あれやこれやと悩む時間を創造性に向けることもできるだろうと思う。

そういう意味で、AdobeのCS4には即アップデートするべきだなと思っている。もちろんCUDOが技術協力したCUDチェックツールが搭載されていることもあるのだが、さっさと仕事を片づけてCUDチェックなどをする余裕が生まれるのではないかな。

 1986年頃、キーワード登録して、科学論分データベースからクリッピングサービスを受け、ネットから落として、所定のフォーマットに仕上げるというシステムを作って、大学の助手さん達に提供していた。普通、助手さん達は土日返上して、論文を捜し、手で入力して教授に報告していたのだ。当然うまくやらないとデートもできなかったのが、教授が帰ると同時に仕上げてさっさと待ち合わせに出かけられるようになったのだ。

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デジカメメーカーでセミナー(09.07.06)

某デジタルカメラなどを作っているメーカーの社内でCUD講演
2009年7月6日 午後 約50名 参加者 デザイナー・開発者・責任者

 
デジカメ画像(本文とは全く関係ありません)

 本日現在、デジカメメーカーでCUD合格している製品を公開しているのはオリンパスイメージング1社だけである。他のデジカメメーカは対応しないのだろうかと心配な色弱者の諸君の思いが届いている。何が心配かと言うと、買ってみなければ分からない色弱者に使えない機能があるのではないか。また泣き寝入りさせられるのではないかということなのである。思えば、充電器の状態を示すLEDが何故長期にわたり暗くて見えない「赤」であったり、いつまで経っても色が変わったように見えない「橙」から「緑」に変わるLEDであったりしたのだからしょうがないだろう。そしてそれらは店頭で確かめられないものなのだ。

 さらに興味深い話だと思うが、「色弱者には自分が不利な目に遭っていることを知らないままの人がいる」ということなのだ。例としては、充電中と完了が色が変わったと思ってない色弱者は「電源が来ている」というLEDだと思っている。色が変わったことに気づかないのだから当然である。つまり、デジカメに詳しい色弱者が代わりに徹底的に調べて、いくつかのタイプの色覚でチェックをしなければならないのである。製品毎に条件や係数が異なるために、現在は感性試験をしなくてはならないが、やがては社内のCUD仕様が作られるだろう。その部品や色を使うだけで何の問題も無く、CUD化ができるようになる。すでにカラー複合機(コピー機)の世界や、教科書会社の中ではそのような方向が始まっているのだ。

 さて、本日のデジカメメーカでも、色弱者の社印が存在した。これからは一緒に世の中を変えてゆきましょうと話し合った。こうしてセミナーを聞いて頂いた会社からはどんどんCUD製品が生まれてきている。社内の意思統一のためにはCUDセミナーが大変有効である。他社に対して一歩進んだCUD製品を作るためにぜひ勉強会を開いて頂きたいと思う。

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