親子で徳島新聞に載った週末の日
6日の「東日本大震災復興支援チャリティ・とくしまマラソン」(徳島陸協、県、徳島市、徳島新聞社など主催)に82歳の鉄人ランナーが出場する。今大会最高齢の徳島市下助任町5、社会保険労務士伊賀正美さん。50歳で健康のために走り始め、これまでに完走したフルマラソンやトライアスロンは100回以上。今回の目標タイムは5時間で「生涯現役がモットー。100歳になっても走り続ける」と元気いっぱいだ。
とくしまマラソンは第1回大会から3回連続完走し、第1回大会では4時間40分の好タイムを記録。今年は7月に美波町のひわさうみがめトライアスロンで12年連続完走、10月の阿波吉野川マラソンでは10キロを1時間で駆け抜けた。これまでに棄権したのは1回しかないのが自慢だ。
マラソンを始めたのは1979年。多忙なサラリーマン生活で心身ともに疲れ切っていたころ、気遣ってくれた兄に勧められて見に行ったのが第1回阿波吉野川マラソンだった。生き生きと走るランナーに接して「こんな楽しい世界があるんだ」と気持ちが吹っ切れたという。同大会には翌年の第2回から今年まで32回連続出場を果たしている。
「生来の凝り性に火がついた感じ。走るのが面白くてやめられなくなった」。陸上競技の経験はなかったが、走り始めると体調が良くなり風邪をひくこともなくなった。54歳からは練習に自転車や水泳も取り入れ、トライアスロンにも挑戦。今では医師から健康状態について「全く異常なし」と太鼓判を押されるほどだ。
毎朝、3時半に起きて4時から自宅の周囲を1時間かけて10キロ走る。雨の日も風の日も休んだことはない。さらに、仕事の合間を縫って眉山中腹を10キロ走る。トライアスロンの大会が近づくと、眉山の周囲を自転車で40キロ、小松海水浴場やプールで1キロの遠泳を欠かさない。
「走ることを通じて多くの仲間ができた。82歳でも十分やれることを示し、高齢者ランナーの励みになればうれしい」。日焼けした顔に自信をのぞかせた。
- 2011.11.02 Wednesday
- 伊賀正美 情報
- 23:15
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- by 伊賀公一(いがちゃん)